こんばんは。なおきです。

漫然とやっているこのブログですが、ちょっと運営について考えてみました。

そこで課題が1つ見つかりました。

「コンセプト」を決めるということです。

何について書くのかを考えてみたのですが、やはり自分の好きな物、つまりオタク趣味的なものを書いて見ようと思うのです。

要はラノベとかアニメとかゲームの話ですね。これらを主軸に他に気に入ったものとかについて語ろうと思います。

そうすれば、検索に引っ掛かるかもしれない。閲覧数が増えるかもしれない。

という訳で僕の好きな物を紹介していくブログにしていきます。

そのなかでたまに僕の近況報告とかも書くのでお付き合い頂けたらと思います。

では、一発目ですね。タイトル通りですが前にも書評を書いた『サクラダリセット』について書いて行こうと思います。



『サクラダリセット』 角川スニーカー文庫 全7巻  著者:河野裕 イラスト:椎名優
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  左は一巻の表紙です。
  
表紙の女の子は春埼美空という名前で世界を三日前に戻せるという「リセット」という能力を持っています。
ただ、自分の記憶も三日前に戻るので「使った」ことを憶えられないというデメリットがあります。













お話の紹介

超能力が当たり前に存在している町〈咲良田〉で記憶保持の能力を持つ主人公、浅井ケイとリセットという能力を持つ少女、春埼美空の二人は高校の「奉仕クラブ」という課外活動を行っています。能力を用いて依頼された事件を調査、解決などを行っていくのが話の主軸になります。
クラブ活動を通しての出会い、ケイと美空の過去話、能力を統括する管理局の存在などが絡み合って話が進んでいきます。
最終的には咲良田内の能力の存亡をかけて動くことになります。ケイ達の選択やいかに―!みたいな話です。


それでは感想へ

他のライトノベルとは違うと言うのが第一の感想でした。

どこが違うのか?
  • 「能力モノ」にはバトル描写が枕詞のように必ずと言って良いほど出てきます。しかし本作は殆んど出てきません。必殺技なんかある訳がありません。事件解決と言いますがケイの説得によってなされるので、悪い奴をぶっ飛ばすとかそういうことが無いのが特徴的です。大変平和的な解決ですが、心の問題に触れることが多いので重い内容になっています。
  • 最近のラノベのようなハチャメチャで明るいものではなく、静かで透明感のある雰囲気で話が進んでいきます。また、話の謎を散りばめるのが上手く、最終巻では全てが機械のパーツのように組み合わさり無駄なく、過不足無く綺麗に完結します。ダラダラと書かれても1巻から集めようという気が起きないものですしね。
  • 挿絵の使い方が特殊です。普通に一枚絵がページに載っているものが大半ですが、文章で5、6行のスペースを用いて挿絵を挟むという事をやっています。新しい試みだなぁ(単純に他の例を知らないだけ)なんて思いながら読んでいました。流行ったら良いのになぁと思う位に良い演出です。
この辺が他のライトノベルと大きく違う所でしょうか。

皆さんが気になる作者の文章力ですが、高いと思います。

「ライトノベルは文章がダメだ」と仰る方が多いですが、本作に関してはそんなことは無いと言いたいですね。別に高尚で素晴らしい文章だとも言えるほど僕は文章に明るく無いのですが、頭の悪い文は書かない作家だと思っています。僕は読書好きな後輩に勧められたのですが、彼は「純文っぽい」と言っていましたね。


能力=その人の願望 という魅力

例えばケイ、彼の記憶保持は自分が捨てた実の家族のこと悲しかったことや嬉しかったこと全てを憶えていたい、忘れたくないという気持ちが表れています。

このようにキャラクターの内面が能力に直結しています。その能力のルーツが丁寧に描かれて、人間の美しさ、傲慢さ、儚さを感じさせキャラクターに魅力を与えています。


「人の内面」というテーマですが、重苦しくならず、かといって軽すぎない内容でバランスの良いライトノベルだと思いました。話もまとまっていますし、何より冗長じゃないことが大きいですね。
僕はあまり何巻も出しているものは好きではありません。昔は禁書を全巻持っていましたが新約になってつまらなくなって売ってしまったことがあります。
それからは短く完結しているものが良いと思うようになりました。僕も読んだことのあるライトノベルはあまり無いのでこれから探していくことになるでしょう。
話が逸れましたが、本作『サクラダリセット』はオタクでもそうでない方でも一度は読んでほしい作品です。
知名度はあまり高くありませんが少しでも名が知れ渡れば良いと願っております。
この作者の次回作が出たら間違いなく買うと思います。

それでは、また。